中古マンションリノベーション日記

福岡で古い中古マンションを買ってフルリノベーションやってみたよ!

お風呂や洗濯などの水回り導線をどうリノベーションする?

マンションリノベーションの醍醐味と言えば、間取りを自由に再設計できること。もともとの建物の制約を受けることもありますが、もとの間取りにとらわれることなく、自分たちが希望する生活動線に合わせた間取りを実現することができます。

 

部屋全体の間取りを考えるうえで、もっとも全体を左右する要素は、キッチン・リビングではないかと思います。その次くらいに大事なのが、お風呂、トイレ、洗濯、といった水回りのレイアウトではないかと思います。

 

この記事では、私が当初どのようなことを希望していたか、それに対してどのような制約があって、結局どのような落としどころに落ち着いたか、という私の事例を紹介します。

 

おふろ

お風呂の位置自体には、新しい間取りでどこに置くかはあまりこだわりありませんでした。北側でも南側でも、あるいは窓のありなし、まあどこでもよくて、全体間取りの中でおさまりのいい位置に持ってこれればと考えていました。

お風呂にかかわる配管としては、水道とお湯、排水溝、ガス管、換気扇排気口、があります。排水溝は、上下の階を貫通しているパイプスペースの管につなげる必要がありました。多少距離が離れても、水が流れる角度がつけられればよし。

換気扇排気口は、もともと壁のどこかに出口があって、その位置は変更できませんでした。壁はマンション全体の共用部なので、新たに穴をあけることは基本的にNG。

というところから、結局はもともとあった浴室の場所に、新しい浴室も設置することになりました。

 

sumai.panasonic.jp

浴室はユニットバスを導入することが多いと思います。ユニットバスのサイズについては、パナソニックさんのサイトが分かりやすいので紹介です。「1416」「1618」みたいな数字4桁であらわされるのですが、これは単純に最初の2桁と後ろの2桁がサイズを示していて、前者は140cm×160cmサイズ、後者は160cm×180cm、という意味になります。

今住んでいる部屋の浴室サイズをベースにして、より広くしたいか、現状ママでもよしとするか、みたいに考えるとよいでしょう。

 

トイレ

トイレについても、位置をどこにするかはそこまでこだわりはなかったのですが、こちらはパイプスペースの制約が大きかったです。パイプスペースと一口に言っても用途の種類があって、トイレの場合は汚水を流す用のパイプスペースに接続させる必要があります。ので、もともと利用していた汚水用パイプスペースからあまり遠くにすることはできません。

というわけで、我が家の場合はトイレも元の位置とほぼ同じ場所にリノベーションすることにしました。

 

トイレの機材や内装については、私は場合はこだわりほとんどなくて、設計士さんのお勧めする仕様を基本そのままにすることにしました。こだわる場合のポイントとしては、トイレ本体の種類をタンク型にするかタンクレスにするか、トイレ自体の製品グレード、手洗い場を別途設けるならどのような形のシンクや水栓にするか、トイレットペーパーなどのホルダーや収納場所をどうするか、操作リモコン選択、などがあるかと思います。家族構成によっては、手すりの必要有無や、車いすでも入れる広さにするか、といった要件も必要になってくるでしょう。

 

洗面台・洗濯機

スタンダードな構成としては、浴室の手前の脱衣場に、洗面台と洗濯機スペースを用意すると思います。戸建てなどでスペースに余裕がある場合は、玄関近くなどに2つ目の洗面台シンクを設けることもあると思います。

 

我が家の場合は、思い切って決断して、浴室手前の脱衣場には洗面台も洗濯機も置かずに、玄関近くの別の場所に置くことにしました。

手洗い場と洗濯機は、セットですぐ近くに配置することにしました。

 

理由としては、外から帰ってきたときにまず洗面台で手を洗う、というのをスムーズな導線にしたいというのが優先順位として高かった、のがあります。これありきで検討スタートしたときに、果たして浴室脱衣場には必ずしも水回りはなくてもいいのではないか、と悩んだ末に決断しました。洗面台を2つも設置するほど部屋が広くないから、というのももちろんあります。

 

脱衣場で脱いだ服を、すぐに洗濯機に放り込める便利さも捨てがたかったのですが、ここはいったん洗濯カゴに入れて持ち運ぶスタイルにすることにしました。

 

では、洗面台と洗濯機をどこに配置するか、ですが、これは洗濯動線と配管都合で決定しました。洗濯動線についてはまた長くなってしまうので別記事で書くとして、配管の関していうと、どちらも排水を流す排水溝が必要になります。この排水ルートが確保できる場所であればOKです。

 

そんなわけで、我が家の場合は、洗面所と洗濯機は、浴室手前の脱衣場には配置せずに、玄関近くの外から帰ってきたときの動線を優先した場所に配置するようにしました。