中古マンションリノベーション日記

福岡で古い中古マンションを買ってフルリノベーションやってみたよ!

乾太くん(ガス乾燥機)をマンションリノベーションで導入したよ

洗濯が好きでこだわりが強い妻。マンションのリノベーションにあたり、ゆずれない大きなこだわりポイントだったのが、乾太くんを導入する、ということでした。

 

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rinnai.jp

 

コインランドリーでよく使われているのが、ガスを利用した乾燥機。一方で、家庭で使われる乾燥機は、洗濯機の乾燥機能や、浴室乾燥機がメジャーですが、いずれも電気式がほとんどです。ガス式は電気式に比べて、乾燥させるパワーが違います。仕上がりも、タオル類がふわっと乾燥できます。

リノベーションするにあたって、幹太くんを導入したいということを優先度高い項目として、設計士さんにお伝えしました。その設計士さんも、マンションリノベーションの経験は豊富なれど幹太くんを導入したことは今までになかったそうで、いろいろ調べてくれて実現させてくれました。感謝。

 

ガス乾燥機のある生活はどんな感じ?

朝起きてすぐに洗濯機を回して、1時間弱で洗濯が終わると、乾燥機に放り込みます。そこからさらに1時間弱で、すぐに乾燥完了です。朝9時くらいには、その日の洗濯物が乾燥して、クローゼットやタオル収納にお片付けができます。とにかく超時短。

いちいち洗濯物干しにかけなおして、バルコニーに出し入れしたり、浴室に出し入れして乾燥をかける手間がいりません。手間もかかりません。

注意点として、服によっては縮みやすい、というのがあります。おしゃれ着などは使わないようにしたり、これから新たに買う服はあえてワンサイズ上のものを買うようにする、などの対応をお勧めします。逆に、タオル類とか下着系なんかはあまり気にせずに乾太くんのメリット享受しています。

 

乾太くんの導入に必要だったこと

ガスを使った乾燥システムになるので、ガスまわりの設備が必要になります。これがとてもハードル高いので、新築時や大規模リフォームのときでないと導入はなかなか難しいのではと思います。

我が家のリノベーションでも、これの導入のために全体計画を左右させるくらい、大きな位置づけを占めていました。

 

家の外への排気

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リンナイのサイトより画像引用

乾燥機を利用時に出る排気を、壁の外に向けて出す必要があります。

戸建ての場合は、洗濯ルームの近くの壁にうまく穴をあけられれば対応可能かと思いますが、マンションの場合、外壁は共用部になるので、おいそれと新たな穴をあけるわけにはいきません。これだ第1の大きなハードル。

我が家のリノベーション設計時、最初は窓の近くに設置することを提案されました。排気のための理由です。が、乾燥機の設置場所は、洗濯動線や洗面台の設置場所ともかかわる大問題です。窓の近くに設置する案はなるべく避けたい、となりました。

そこで白羽の矢を立てたのが、エアコン用にもともと壁に空いていた穴。各部屋に用意されていた穴のなかから1つを、幹太くん用に確保することにしました。この穴から排気排出させるようにして、そこまでをダクトでつなげば、ガス乾燥機の設置場所の選択肢が広がります。

 

設置場所(間取り)

とはいえ、では自由に設置場所を選べるかというよそうではなく、ほかにも制約があり。幹太くんから外の排気口までをダクトでつなぐわけですが、これがあまり長すぎてはダメ、というのと、ダクトを曲げる箇所というか回数が4回までにすべし、という制限があるとのことでした。ここは設計士さんがすごく上手に考えてくれました。乾太くんを設置する場所から天井に通して、もともとある梁の隣に這わせて、さらに壁の穴がやや低めの場所にあったので天井からそこまでダクトを下げて、というのをこの制約の中で見事に実現して、壁の外に排出するルートを確保してくれました。

これにより、我が家の新たな間取りプランの大枠が固まった、といっても過言ではないくらいの、優先度高く検討した点でした。

 

設置場所(高さ)

他の利用者のかたの導入事例を見ていると、洗濯機の隣に設置したり、真上に設置したり、いろんなパターンがあるようです。我が家では、横に並べるスペースがなかったので洗濯機の真上に設置したい、となりました。縦に並べようとすると、天井高までの余裕がなく超ギリギリになりました。

既存の梁と干渉しないようにギリギリの位置調整をして、また洗濯機パンもなるべく低めのものを設置することにして、センチメートル単位の調整をして、どうにかかろうじて洗濯機の真上に設置する空間を確保しました。乾燥機を設置する台も、丈夫めの横板を壁から備えつけてもらって、見た目もすっきり配置できるようにしました。

間取りの位置にも、設置高さ的にも、針の穴を通すような調整でした。

 

ガス管の引き込み太さ

これは家の中を全部解体して工事を開始してから発覚した問題。

我が家ではキッチンをIH電化にはせずガス式にしました。またお風呂でもガス利用して湯沸かしをします。に加えて乾燥機でもガスを利用する、ということになり。とすると、もともと用意されていたガス管、マンション全体の共用部分から自分の部屋の部分に引き込む部分からのガス管が、太さが小さすぎる、とのこと。

なんでも、すべてのガス器具を同時に利用した場合に、この太さではガス供給が足りなくなって不完全燃焼を起こす可能性がある、とのことなのです。そんなことがあるんですね。初めて知りました。

この問題へ対応はこれはこれで苦労があったようなのですが、うまく対応していただいて、十分な太さのガス管を家の中に敷設することができました。これで安心してガス器具が利用できます。

 

まとめ

そんなわけで、マンションをリノベーションするときに乾太くんを導入するのはなかなかの苦労が伴いました。が、それに見合うだけの素敵な快適ライフが送れています。